志望動機の書き方を例文付きでわかりやすく解説

このようなお悩みを、これまでに1,000人以上の採用担当者と関わってきた私が解決します。

ミドル世代の転職で、説得力のある志望動機の書き方に悩んでいる女性は多いです。

志望動機は採用担当者に熱意を伝えるために重要です。

この記事では、ミドル世代女性が転職時に書くべき志望動機のポイントや具体的な書き方を解説します。

記事を読めば、業種や職種を問わず転職に有利になる志望動機が書けるようになります。

自分の経験やスキルを最大限にアピールし、転職活動を成功させましょう。

目次

志望動機って何?

志望動機とは、なぜその会社(または職種)を希望するのか、その理由や背景を説明するものです。

転職活動や就職活動の履歴書・職務経歴書・面接でよく聞かれる、とても重要な項目です。

企業は志望動機から、あなたの考えや姿勢、会社との相性を見ようとしています。

企業が志望動機でチェックしていること

  • なぜ、その会社を選んだのか(企業への関心)
  • なぜ、その職種を選んだのか(仕事内容への理解と意欲)
  • これまでの経験やスキルを、どう活かそうとしているのか
  • 会社に貢献したいという意欲があるか
  • 入社後のビジョンが明確か

「なんとなく応募した」という印象ではなく、「この会社で働きたい」という強い気持ちと理由を、具体的に表すのが志望動機です。

ミドル世代向け志望動機のポイント3つ

40代女性向け志望動機のポイント



ミドル世代が転職活動を行う際、これまでのキャリアや経験は大きな強みです。

志望動機を作成する際に押さえておくべきポイントを3つご紹介します。

志望動機 ポイント3つ
  1. 女性ならではの経験やスキルをアピールする
  2. 具体的なエピソードや数字を用いる
  3. 企業の方針や理念に共感するポイントを書く

志望動機を書く際は、経験や共感をアピールしましょう。

①女性ならではの経験やスキルをアピールする

女性ならではの経験や、長年のキャリアを通じて得たスキルを活かしましょう。

たとえば、家庭と仕事を両立する中で身につけた能力は、大きな強みです。

以下のような能力を強調できます。 

スキル内容例
育てる力子育てを通して、相手の成長を見守り、支える力が身につきました
決断力家庭や職場で、状況に応じて素早く判断し、行動に移す力を培いました
マルチタスク能力家事・育児・仕事を両立しながら、効率よく物事を進める力を身につけました
コミュニケーション能力子育てや職場で、異なる立場の人と円滑に話す力が身につきました

「女性であること」「ミドル世代であること」の強みを意識して、自分の経験をしっかりアピールしましょう。

②具体的なエピソードや数字を用いる

具体的なエピソードや数字を用いる

志望動機にスキルや経験を書く際は、具体的なエピソードや数字を用いて、成果を明確に示しましょう。

具体的な事例を挙げ、成果を数字で示すことで説得力が増します。

たとえば、下記のような事例を記載します。

★「前職でリーダーとしてプロジェクトを成功させ、納期を30日短縮」

★「育児と仕事を両立させ、毎日のスケジュール管理で効率的に仕事を進めた」

成果を数値で表現した例

成果数値の具体例
コスト削減業務改善を進めたことで、年間の経費を10%抑えることに成功しました
プロジェクト成功進行管理を工夫し、当初より30日早くプロジェクトを完了させました
顧客満足度顧客目線での対応を徹底し、満足度90%以上を維持できました
売上向上接客や販促の改善により、売上を15%アップさせました

数字を用いることで、自分がどれだけの成果を上げたのかを明確に伝えることができます。

③企業の方針や理念に共感するポイントを書く

企業の方針や理念から共感するポイントを見つけましょう。

企業のホームページや代表取締役の出版物を調べることで、企業の考え方がわかります。

自分が共感するポイントを見つけて「他の企業でなく貴社で仕事がしたい」という熱意を伝えることが大切です。

企業の方針や理念に共感するポイントの例

企業の方針・理念取り組みに対する共感ポイント
社会貢献地域や人々の役に立ちたいという思いに共感しました
働きやすい環境作り働く環境を整える取り組みに魅力を感じました
キャリアアップ支援働きながら学べる環境に共感しました
ダイバーシティ推進多様性を受け入れる企業風土に魅力を感じました
持続可能なビジネス持続可能な社会づくりへの姿勢に惹かれました

企業の方針や理念に共感する理由と具体例を挙げることで、企業で働く意欲を示せます。

転職タイプ別に志望動機紹介!【事例付き】

【事例別】40代女性の志望動機の書き方

事例別のミドル世代女性の志望動機の書き方について、以下の3つを解説します。

志望動機の書き方 3つ 【事例別】
  1. 同業種へ転職する場合
  2. 異業種へ転職する場合
  3. 未経験の職種に挑戦する場合

具体的なエピソードを用いて志望動機に、より説得力を持たせましょう。

転職のパターンに応じて、アピールポイントがあります。

自分にあったパターンを参考にしてください。

①同業種へ転職する場合

同業種へ転職する場合

同業種への転職では、前職で培った専門知識やスキルが強みとなり、即戦力になることをアピールできます。

同業種へ転職する場合の志望動機【例文】

マーケティング業界での転職を希望する場合の志望動機

前職ではマーケティング担当として広告戦略や販促活動に携わり、あるキャンペーンでは売上を20%向上させた実績があります。こうした経験を活かし、貴社の集客やブランド価値の向上に貢献できると考え、志望いたしました。

事務職での転職を希望する場合の志望動機

これまで一般事務として、データ入力・書類作成・電話対応など幅広い業務を経験してまいりました。
日々の仕事では、ミスのない正確な処理と、周囲との連携を大切にしてきました。
貴社の業務内容に深く共感し、これまでの事務経験を活かし、即戦力として貢献できると感じております。
今後はさらに業務の幅を広げながら、周囲をサポートできる存在を目指したいと考え、志望いたしました。

具体的なエピソードを交えて説明することで説得力が増し、採用担当者に対して強い印象を残せます。

②異業種へ転職する場合

異業種へ転職する場合

異業種への転職では、自己成長やキャリアの幅を広げるための転職であることを説明しましょう。

新しい業種に魅力を感じた理由や、キャリアビジョンとの結びつきを具体的に述べることで説得力が増します。

異業種へ転職する場合の志望動機【例文】

営業職から人事職への転職を希望する場合の志望動機

これまで営業職として多くのお客様と接し、信頼関係を築きながら成果を上げてまいりました。
その中で、人と関わる仕事の奥深さや面白さを実感し、今後は社員一人ひとりを支える人事の仕事に携わりたいと考えるようになりました。
営業で培った対人対応力や、相手のニーズをくみ取る力は、人事の採用や面談対応などでも活かせると感じております。
未経験ではありますが、一から学ぶ姿勢を大切にし、貴社の人材戦略に貢献できるよう努めてまいります。

自分の経験をどう活かし、成長したいのかを簡潔に伝えましょう。

③未経験の職種に挑戦する場合

未経験の職種への挑戦は、これまでに学んだことや自主的に取り組んできたことを伝えましょう。

未経験の職種に挑戦する場合の志望動機【例文

事務職からITエンジニアへの転職を希望する場合の志望動機

事務職で培った細かい作業やデータ管理能力に加え、独学でプログラミングを学び、基礎的なスキルを身につけました。未経験ですが、強い興味と学ぶ意欲を持っており、早期に戦力となるよう努力します。

接客業から事務職への転職を希望する場合の志望動機

これまで接客業に長く携わってまいりましたが、これからは新しい分野でスキルを広げたいと考え、事務職への転職を希望しております。
未経験ではありますが、日々の業務で身につけた丁寧な対応力や段取り力は、事務の仕事でも活かせると感じています。現在はパソコン操作やビジネスマナーを学び直しており、一つひとつの仕事に誠実に取り組む姿勢で、貴社のお役に立ちたいと思っております。

強い興味と学ぶ意欲もアピールしましょう。

業種別に解説!志望動機の書き方【例文付き】

【職種別】40代女性の志望動機の書き方

職種によって、重視されるスキルはさまざまです。

職種別、40代女性の志望動機の書き方について4つ解説します。

志望動機の書き方 業種別
  1. 事務職への転職
  2. マネジメント職への転職
  3. クリエイティブ職への転職
  4. 販売・接客業への転職

志望動機を書く際は、職種に応じて求められているスキルを具体的にアピールしましょう。

①事務職への転職

事務職は正確さや効率性が重視される職種です。

ミドル世代女性ならではの強み(忍耐力、マルチタスク能力)や実績を具体的に示しましょう。

事務職へ転職する際の志望動機を書くポイント

  • 40代の人生経験やスキルをアピールする
  • 忍耐力やマルチタスク能力を強調する
  • コミュニケーションスキルの高さを示す
  • コスト削減や業務効率化の経験を具体的に述べる
  • 企業の価値観や理念に共感するエピソードを添える
  • チームプレイやリーダーシップの経験を強調する

自分の強みをしっかりアピールできれば、ポジティブな印象を与えることができます。

事務職に挑戦する場合の志望動機 【例文

【例文①|未経験から事務職へ挑戦する場合】
私はこれまで接客業に従事し、お客様との丁寧なやり取りや、周囲との協力を大切にしてきました。事務職は未経験ではありますが、日々の業務で培った気配りや正確な対応力を活かせると考えています。パソコンの基本操作は習得しており、現在はExcelやWordのスキル向上にも取り組んでいます。裏方からチームを支える仕事に魅力を感じ、長く安定して働きたいと思い志望いたしました。

【例文②|主婦のブランク明けでの転職の場合】
これまで家庭を優先しておりましたが、子育てもひと段落し、再び社会で働きたいと考えるようになりました。家事の中で身につけた段取り力や細かな気配りを、事務職での業務にも活かせると思っております。ブランクはありますが、パソコンスキルは自主的に学び直し、日々の学習を続けております。責任感を持って丁寧に仕事に取り組み、貴社のお役に立てるよう努力いたします。

【例文③|経験ありでスキルを活かしたい場合】
前職では一般事務として、データ入力や資料作成、電話・来客対応などを担当してまいりました。限られた時間の中で正確に業務をこなす力や、周囲と連携しながら業務を進める柔軟さを身につけました。これまでの経験を活かし、貴社の事務業務に貢献できればと考えております。丁寧な対応と細やかな配慮を心がけ、チームの一員として責任を持って業務に取り組んでまいります。

応募先に貢献意欲をしっかりと伝えることが重要です。

②マネジメント職への転職

マネジメント職への転職

マネジメント職では、チーム全体を把握して目標達成に導く力が不可欠になります。

過去にチームをまとめ売上目標を達成した経験やチベーションを高めて成功した事例などを具体的に伝えましょう。

マネジメント職へ転職する際の志望動機を書くポイント

  • チームのリーダーシップ経験を強調する
  • プロジェクト管理の実践を示す
  • 戦略的思考と問題解決能力をアピールする
  • コミュニケーション能力を重視する
  • 成果を上げた事例を具体的に記載する
  • 組織の目標達成に貢献する意欲を示す
  • 企業文化や組織風土への適応力をアピールする
  • 過去のリーダーシップ研修やコーチング体験を生かす
  • チームのモチベーション向上策を具体的に述べる
  • 長期的なビジョンと実現計画を示す

ポイントを押さえることで、マネジメント職への転職しやすくなります。

マネジメント職に挑戦する場合の志望動機【例文

【例文①|未経験からマネジメント職へ挑戦する場合】

これまでの業務では、チームの一員として周囲と連携しながら目標を達成する経験を積んできました。中でも、後輩のサポートや、困っている人に声をかける役割を自然と担うことが多く、人の力を引き出す関わり方にやりがいを感じてきました。
今後は、その経験を活かしながらマネジメント職に挑戦し、メンバー一人ひとりが力を発揮できる環境づくりに貢献したいと考えております。未経験ではありますが、学ぶ姿勢を持ち続け、丁寧に取り組んでいきたいと思っています。

【例文②|主婦のブランク明けでの転職】

家庭に専念していた期間、地域活動やPTAでの役割を通じて、計画立てや人との調整を行う機会が多くありました。その中で、異なる立場や考え方をまとめていく難しさと面白さを実感し、マネジメントという仕事に関心を持つようになりました。
今回の転職では、以前の職場で培った事務処理能力と、ブランク期間に得た調整力を活かしながら、チームの運営に関わる役割に挑戦したいと考えております。年齢を重ねた今だからこそできるサポートや気配りを強みに、丁寧に取り組んでいきたいと思います。

【例文③|経験ありでスキルを活かしたい場合】

これまで小規模チームのリーダーとして、業務の進捗管理やメンバー育成を行ってきました。個々の強みを見極めながら、成果に結びつけていくプロセスにやりがいを感じ、より本格的にマネジメントに携わりたいという思いが強くなりました。
貴社のチームワークを重視する風土に共感し、これまでの経験を活かして組織全体のパフォーマンス向上に貢献したいと考えております。柔軟な対応力と、現場目線のサポートを強みに、責任ある立場でも一つひとつ丁寧に取り組んでまいります。

応募先に、これまでの経験値をアピールすることが重要です。

③クリエイティブ職への転職

転職を考えるミドル世代女性にとって、Webデザイナーなど、クリエイティブ職への転職は魅力的な選択肢です。

人気のある職種のなので、経験や能力が重視されやすいです。

クリエイティブ職への転職する際の志望動機を書くポイント

  • デザインスキルやクリエイティブな発想力を強調する
  • 過去のプロジェクトや作品の具体例を提示する
  • 使用可能なソフトウェアやツールを明示する
  • 業界トレンドや技術の理解を示す
  • 自己研鑽やスキルアップの努力をアピールする
  • 企業のビジョンやコンセプトに共感する点を述べる
  • ポートフォリオのリンクを提供する

クリエイティブ職で使えると有利なツールには、Adobe PhotoshopやIllustratorなどがあります。

過去に作った作品集や携わったプロジェクトの成功例があれば、積極的に述べましょう。

クリエイティブ職に挑戦する場合の志望動機【例文

【例文①|未経験からクリエイティブ職に挑戦する場合】

これまで趣味でデザインや文章作成に関わってきた中で、ものづくりの楽しさと奥深さに惹かれ、クリエイティブ職に挑戦したいという気持ちが強くなりました。
仕事としての経験はありませんが、学びながら手を動かし続けることが好きで、近年は独学でソフトの操作や発信の方法も学んでいます。
未経験だからこそ柔軟に吸収し、現場で必要とされる視点を育てながら、丁寧に取り組んでいきたいと思っております。

【例文②|主婦のブランク明けでの転職】

家庭を優先していた期間、子どもの学校行事や地域の広報活動に関わる中で、配布物のレイアウトや文章づくりなど、表現することの楽しさに触れました。
今後は、これらの経験を活かしてクリエイティブ職に挑戦したいと考えております。ブランクはありますが、学び直す姿勢を持ち、実務に必要な知識やスキルを着実に身につけながら、感性だけでなく丁寧な仕事で信頼を得られるよう努力していきます。

【例文③|経験ありでスキルを活かしたい場合】

前職では、広告制作に携わり、デザインやコピーの制作、進行管理など幅広い業務を担当してきました。
特に、クライアントの要望を整理し、言葉やビジュアルで的確に表現することにやりがいを感じ、今後もその経験を活かしてクリエイティブ職として成長していきたいと考えています。
40代という年齢だからこそ、表現の幅や共感力を活かした提案ができると信じており、柔軟な発想と誠実な対応で貢献していきたいと思います。

応募先に、これまでの経験をアピールすることが重要です。

④販売・接客業への転職

販売・接客業への転職

販売・接客業は顧客とのやりとりや対応が主な業務となるため、円滑なコミュニケーション能力が必要です。

販売・接客業へ転職する際の志望動機

  • コミュニケーション能力を強調する
  • 過去の接客経験を具体的に記載する
  • カスタマーサービスに対する情熱を示す
  • 企業のブランドや商品に対する理解を示す
  • チームワークや協力の経験をアピールする
  • トラブル対応能力を具体例と共に述べる
  • お客様のニーズを理解し、満足度を高める工夫を説明する
  • 時間管理能力や効率的な業務遂行能力を示す
  • 柔軟な対応力や適応力を強調する
  • 自己成長や学び続ける姿勢を示す

販売・接客業に挑戦する場合の志望動機【例文

【例文①|未経験から販売・接客業に挑戦する場合】

人と関わることが好きで、これまでの仕事でもお客様や社内の人とのやりとりを大切にしてきました。
販売・接客業は未経験ですが、「相手の気持ちに寄り添うこと」「丁寧な対応を心がけること」は、どの職場でも意識してきたことです。
今後は、お客様との会話を通じて信頼を築き、また来たいと思っていただけるような接客を目指して、ひとつひとつ学びながら成長していきたいと考えています。

【例文②|主婦のブランク明けでの転職】

長年、家庭に専念しておりましたが、その間も地域活動や学校行事などで人と接する機会が多く、「相手の立場に立って行動する力」が身についたと感じています。
販売・接客業は、そうした日々の積み重ねが活かせる仕事だと感じ、今回の応募を決めました。
ブランクがありますが、笑顔とあたたかい対応を心がけ、年代を問わず安心していただける接客を目指して努力していきたいと思っております。

【例文③|経験ありでスキルを活かしたい場合】

前職ではアパレル販売に約10年間従事し、お客様のニーズを伺いながら、最適な提案を行う接客を心がけてきました。リピーターのお客様が増えていく過程にやりがいを感じ、接客の奥深さを実感しました。
今回の転職では、これまでの経験を活かしながら、さらに幅広い年代のお客様に対応できる接客力を磨いていきたいと考えております。
商品のご提案だけでなく、安心してご利用いただける空間づくりにも貢献してまいります。

お客様に寄り添ったサービスの工夫を伝えることで、具体性が増し、応募先にもより伝わりやすくなります。

志望動機を書くときのポイント4つ

志望動機を書くときのポイント

志望動機を書くときのポイントをお伝えします。

志望動機を書くときのポイント4つ
  1. ネガティブな退職理由を避ける
  2. 自己分析を徹底する
  3. 企業研究を深める
  4. 転職理由と志望動機に一貫性を持たせる

ポイントを押さえて書くことで、採用担当者にアピールできます。

①ネガティブな退職理由を避ける

ネガティブな退職理由は、面接官に悪い印象を与えるため避けましょう。

前職への不満や否定的な内容を述べると、適応力や協調性に疑問を持たれます。

「給与が低いから」や「上司が嫌だったから」などの理由は避けるのが無難です。

「スキルアップしたいから」「大きなプロジェクトに挑戦したいから」など、ポジティブな言葉で伝えましょう。

成長意欲やキャリアアップへの姿勢を伝えることで、前向きで意欲的な印象につながります。

②自己分析を徹底する

自己分析を徹底する

自己分析を徹底することで、自分の価値観やキャリアの目標が明確になります。

どのような企業文化や職場環境に合っているかが見えてきます。

転職市場での自分の価値や、転職先で期待される役割・スキルも把握しやすくなります。

「応募先でどのように貢献できるか」を具体的に考えることが、説得力のある志望動機につながります。

まずは、自分の長所や短所を整理しましょう。

③企業研究を深める

企業研究は、具体的な志望理由を示す材料になります。

企業研究を深める方法

  • ホームページなどで企業理念やビジョンをチェックする
  • 競合他社と比較することで、応募先企業の強みを明確にする
  • 最新のプレスリリースやニュース記事から、企業の動向を把握する
  • 企業の製品やサービスにどのような特徴や強みがあるか調べる
  • レビューサイトで企業の評判や内部の雰囲気について知る
  • 企業の財務状況を確認し、業績や成長性を理解する
  • 業界全体の動向や企業が置かれている市場環境を調査する

企業研究を深め、応募先の企業でないといけない理由を明示し、自分の熱意を伝えましょう。

④転職理由と志望動機に一貫性を持たせる

転職理由と志望動機に一貫性を持たせることで、信頼性が生まれます。

押さえておきたいポイント

  • 応募先の企業でやりたいこと
  • 目標を達成したい理由
  • 目標を達成するために、応募先の企業でなければならない理由

転職理由は、転職を考えた背景と、転職によって実現したいことが伝わる内容にしましょう。

理由を述べる際は、「新しく〇〇に挑戦したいため」など、前向きな表現を心がけることが大切です。

転職理由と志望動機は、新しい挑戦への意欲がしっかり伝わるように関連づけて伝えましょう。

志望動機に関するよくある質問3つ

志望動機に関するよくある質問

転職に役立つ補足事項として、志望動機に関するよくある質問をまとめました。

よくある質問3つ
  1. 志望動機がうまく書けないときはどうしたらいい?
  2. 志望動機と自己PRの違いは?
  3. 転職回数が多い場合の志望動機の書き方は?

よくある質問を理解すると、転職に有利になる志望動機の書き方の理解がより深まります。

①志望動機がうまく書けないときはどうしたらいい?

志望動機がうまく書けないときは、まず「なぜ転職したいのか」「どんな仕事がしたいのか」を整理しましょう。

自己分析で過去の経験や強みやアピールできることを、箇条書きにすると方向性が見えてきます。

志望動機のテンプレートを活用する場合は、自分の言葉でカスタマイズしましょう。

不安なときは、周囲に聞いてみたり、キャリアコンサルタントに相談するのも一つの方法です。

②志望動機と自己PRの違いは?

志望動機と自己PRの違いは?

志望動機と自己PRはそれぞれの目的が異なります。

志望動機と自己PRの違い

項目志望動機自己PR
意味応募先の企業や仕事を選んだ理由を伝える自分の強みやスキル、魅力を伝える
内容の焦点あなたが企業に興味を持った理由、
その企業で何をしたいか
あなたがどんな人か、
どんな価値を提供できるか
アピール軸「この会社で働きたい理由」「自分はこんな人材です」
企業が知りたいこと応募者が企業と合っているか採用する価値があるかどうか
書くときのポイント企業研究をもとに仕事内容・理念と自分の想いを結びつける強みがどう仕事に活かせるか、具体例を交えて説明する

応募先を選んだ理由と自分の強みを書くといいですね。

③転職回数が多い場合の志望動機の書き方は?

転職回数が多い場合でも、過去の転職経験をプラスに捉え、今までの経験を前向きにアピールすることが大切です。

転職回数が多い場合の志望動機の書き方

  • 退職理由についてきちんと説明する
  • それぞれの職場で得た経験やスキルを、自分の言葉でアピールする
  • 希望する企業での目的・目標を具体的に説明する

転職回数が多いと、一般的にはマイナスの評価をされる場合がほとんど。

しかし、応募先の企業での長期的な目標を具体的に伝えると、採用担当者に安心感を与えられます。

退職理由を伝える時に前職の不満を言うのはNGです。自分には向いてなかったなど、自分を活かしたいなど、意欲を伝えましょう。

≫ネガティブな退職理由を避ける

志望動機の書き方のまとめ

まとめ



ミドル世代が志望動機を書くときは、自分ならではの経験や強みを活かしてアピールすることが大切です。

これまでの実績やスキルを、エピソードや数字とともに具体的に示すと説得力が高まります。

企業の方針や理念に共感した点を明確に伝えることで、応募先との相性もアピールできます。

職種によって求められるスキルや伝えるべきポイントは異なります。

自分の経験が新しい職場でどう活かせるかをイメージした志望動機を意識しましょう。

ポイントを押さえた魅力的な志望動機を作成することで、転職へ一歩近づけます。

≫無資格・未経験のミドル世代成功させる方法

≫書類選考を通過させる履歴書の書き方

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